【初心者向け】WordPressにGoogleサーチコンソールを正しく設定する方法|CocoonとSite Kit対応版

WordPress体験談

はじめに:なぜサーチコンソールが必要なのか?

WordPressを始めたばかりの頃、「まず記事を書きたい!」という気持ちが先に立ち、初期設定を後回しにしがちです。

しかし、ブログを育てていく上で欠かせないのが Googleサーチコンソール(Search Console) の導入です。

サーチコンソールとは、Googleが無料で提供しているサイト管理ツールで、あなたのブログが 検索結果でどう見られているか を確認できます。

たとえば次のようなことがわかります。

  • どんなキーワードで表示されたか
  • 記事ごとのクリック数や掲載順位
  • インデックス登録の有無やエラー
  • モバイル表示や速度の改善点

つまり、サーチコンソールは 「あなたのブログの健康診断書」 のような存在です。


手順①:Googleサーチコンソールにアクセスしてログイン

まずは公式サイトへアクセスします。

👉 Google Search Console

ログインするGoogleアカウントは、WordPressで使用しているものを選びましょう。
(例:sample@gmail.com

AdSense用など別アカウントを使うと混乱のもとになるため注意してください。

ログイン後、左上の 「プロパティを追加」 ボタンをクリックして登録を開始します。


手順②:「URLプレフィックス方式」でブログを登録する

登録画面では2つの選択肢が表示されます。

登録方式特徴難易度
ドメインプロパティDNS設定が必要。
すべてのURLを一括管理できる
★★★
URLプレフィックスHTMLタグを貼るだけで簡単。初心者向け★☆☆

初心者の方は URLプレフィックス方式 を選びましょう。

入力欄に自分のサイトURLを入力します。

エスアイコムのブログ|エスアイコムのブログ|WordPress体験談の情報発信

埋め込みについてさらに詳しく ⇒

入力後に 「続行」 をクリックします。


手順③:HTMLタグで所有権を確認する

次に、サイトの所有権を証明するための方法が表示されます。

ここでは 「HTMLタグ」 を選択します。

表示されたコードをコピーします。

コピーするのは xxxxxxxxxxxxxxxx の部分だけでOKです。

この値をWordPress側に設定します。


手順④:CocoonにHTMLタグを貼り付ける(WordPress側)

  1. WordPressの管理画面にログイン
  2. 左メニューで 「Cocoon設定」 をクリック
  3. 上部タブの 「アクセス解析・認証」 を開く
  4. 「Google Search Console ID」欄に先ほどの文字列を貼り付け
  5. 「変更をまとめて保存」 をクリック

これでCocoonに所有権確認用のタグが埋め込まれました。

最後にサーチコンソール画面へ戻り、「確認」 をクリックします。

✅ 「所有権が確認されました」と表示されれば成功です!


手順⑤:サイトマップを送信してクロールを促進

サイトマップは、Googleに「このサイトにはこんなページがあります」と伝えるための地図です。

WordPress 6以降では、自動でサイトマップが生成されています。

送信手順は以下の通りです。

  1. サーチコンソールの左メニューから 「サイトマップ」 をクリック
  2. 「新しいサイトマップを追加」に以下を入力

wp-sitemap.xml

  1. 「送信」 をクリック

「送信されたサイトマップ:成功しました」と表示されれば完了です。

これでGoogleがブログ全体を自動でクロールしてくれるようになります。

手順⑥:記事をインデックス登録リクエストする

新しい記事を公開したら、Googleに早く見つけてもらうために「インデックス登録リクエスト」を行いましょう。

  1. サーチコンソール上部の検索ボックスに記事URLを入力
     例:https://sicom-blog.com/xserver-wordpress-start/
  2. 「URLがGoogleに登録されていません」と出た場合は 「インデックス登録をリクエスト」 をクリック
  3. 「リクエストを受け付けました」と表示されたら完了

通常、1〜3日でGoogle検索に反映されます。


手順⑦:データが反映されるまで待つ

設定直後は、サーチコンソール上で次のようなメッセージが出ることがあります。

「データを処理しています。1日後にもう一度ご確認ください。」

これは正常です。

Googleが情報を集めている途中なので、1〜3日待てばデータが反映されます。

データが出始めると、「検索パフォーマンス」 の画面で以下のような情報が見られます。

  • 表示回数
  • クリック数
  • 平均掲載順位
  • 検索キーワード

手順⑧:Google公式プラグイン「Site Kit」で管理を簡単に!

Google公式プラグイン Site Kit を使うと、

Search Console・Analytics・PageSpeed Insights などをまとめて管理できます。

Site Kitでできること

  • 検索データをWordPress管理画面で確認
  • アクセス解析(Google Analytics連携)
  • 表示速度の診断(PageSpeed Insights連携)

サーチコンソールの所有権確認が完了していれば、Site Kitが自動で連携してくれます。

✅ 現在の設定(Search Console + Analytics + PageSpeed)はすでに連携済みです。

この状態で十分です。


よくある質問と注意点

Q1. Rank Mathは削除して大丈夫?

はい、削除して問題ありません。

CocoonテーマにはSEO機能が標準搭載されているため、SEOプラグインを追加する必要はありません。

Site Kitを中心に管理している現在の構成が最も安定しています。


Q2. サーチコンソールにAnalyticsの情報を登録する必要は?

不要です。

Search ConsoleとAnalyticsは別々の役割を持っています。

必要であれば後から「リンク設定」を行うこともできますが、今は設定済みで十分です。


Q3. 日常的にやることは?

  • 新しい記事を公開したら「インデックス登録リクエスト」
  • 月に1回「カバレッジ」でエラーがないか確認
  • Site Kitのレポートで検索パフォーマンスをチェック

この3つを習慣にするだけで十分です。


実体験から学んだポイント

私自身、最初のころにいくつか失敗しました。

  • 記事URLが日本語スラッグのままで、あとから英語に直す羽目になった
  • サーチコンソール登録をしていなかったため、記事が検索に出なかった
  • Rank MathとSite Kitの両方でGA設定をして二重計測になった

こうした経験から学んだのは次の2点です。

  1. 最初に正しい設定をしておくことが一番の近道。
  2. 使うプラグインは必要最小限にする方が安定する。

今では、Cocoon + Site Kit + Search Console のシンプル構成で快適に運用できています。


今後のチェックリスト

作業内容タイミング補足
インデックス登録リクエスト記事公開ごとSearch ConsoleのURL検査で実施
サイトマップ送信初回のみ成功後は自動更新される
エラー確認月1回「カバレッジ」で確認
PageSpeedチェック必要時Site Kit内で確認可能
Analyticsレポート確認定期的アクセス傾向を把握

まとめ:サーチコンソール設定は「Googleとの初対話」

サーチコンソールを設定することで、ブログ運営が「見える化」されます。

検索されるキーワードや読まれている記事を把握できるようになると、
あなたのブログを成長させるヒントが自然と見えてきます。

最初は少し戸惑うかもしれませんが、一度設定してしまえば安心。

Googleがあなたの記事を正しく理解し、読者へ届けてくれるようになります。

ブログ運営の第一歩は、Googleとつながること。
サーチコンソールは、その最初の扉です。


次回予告

👉 次回記事
「Google Analytics(GA4)をSite Kitで正しく設定する方法」

アクセス解析を組み合わせて、ブログの成長をさらに加速させましょう。

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