作成:2025年10月10日
- はじめに:この記事は「操作記録+体験談」です
- Googleアナリティクス(GA4)をWordPressに導入する手順
- 全体の作業タイムライン
- (1)WordPress+Cocoonの初期状態を確認
- (2)Googleアナリティクスの登録とプロパティ作成
- (3)「ウェブを選択」が見当たらない問題
- (4)歯車アイコン(⚙️管理)で復旧に成功
- (5)ウェブデータストリームを作成
- (6)ストリーム名が「sicom-blog.com」に自動変換
- (7)「データ収集が有効になっていません」警告表示
- (8)測定IDをメモしておく
- (9)WordPressへ移動、Site Kitを確認
- (10)なぜ自動接続されていたのか
- (11)Analyticsの詳細を確認
- (12)Cocoon設定の「ヘッド用コード」を確認
- (13)ブラウザのシークレットモードでタグ確認
- (14)翌日、リアルタイムで自分のアクセスを確認
- (15)AdSense審査の進行と「同意メッセージ」画面
- (16)スマホで再確認したときの印象
- (17)Site Kitの「Section locked while editing」現象
- (18)翌日以降の確認とデータ反映
- (19)Cocoon+Site Kit連携で学んだこと
- (20)今回の設定での3つの発見
- (21)今後の作業予定
- (22)まとめ:設定は焦らず、仕組みを理解しながら進める
- (23)今回の設定全体を振り返って
- (24)📘 この記録の役割
はじめに:この記事は「操作記録+体験談」です
こんにちは、ミータです。
この記事は、私がWordPressブログ(https://sicom-blog.com)に
Google アナリティクスとSite Kitを設定し、AdSense審査を申請するまでの全過程を、時系列で記録した自分用の操作ログです。
設定中に迷った場面や、意外と重要だったポイントをすべて残してあります。
未来の自分が見返したときに、「あ、こうやって進めたんだった」と思い出せるようにするのが目的です。
Googleアナリティクス(GA4)をWordPressに導入する手順
実際の操作画面と体験談を交えて詳しく紹介します。
途中で迷いやすい「ウェブの選択」「データストリーム」「Site Kitの連携」も図解付きで整理。
初心者でも確実に設定完了できる手順書です。
全体の作業タイムライン
時間帯 | 作業内容 | 状況・気づき |
---|---|---|
午前 | WordPressとCocoonの環境確認 | SSL化・サーチコンソール導入済み |
午前 | Googleアナリティクスのアカウント作成 | GA4形式のプロパティを作成 |
昼前 | 「ウェブを選択」が見当たらず停止 | 画面構成が記事と違い混乱 |
昼 | ホームに戻るも設定が消えたように見える | 実際は残っていた |
午後 | 歯車アイコンで復帰 | 管理画面の全構造を理解 |
午後 | ストリーム名の違いに気づく | 自動生成仕様だった |
夕方 | Site Kitを確認、既に接続済み | 自動検出による正常挙動 |
夜 | スマホで再確認 | 英語UIの方が理解しやすかった |
翌日 | シークレットモードでコード確認 | タグ挿入を確認、完了を確信 |
翌日以降 | AdSense審査申請 → 同意メッセージ確認 | 審査待ち状態へ進行 |
(1)WordPress+Cocoonの初期状態を確認
作業の前提として、ブログの環境を整えておきました。
これをやっておくと、アナリティクスやAdSenseでエラーが出ません。
- テーマ:Cocoon(最新版)
- SSL化:完了(https://でアクセス可)
- サーチコンソール:登録済み
- 固定ページ:「プライバシーポリシー」「お問い合わせ」設置済み
💡 CocoonテーマはGoogle連携との相性が良く、
コード挿入欄やSEO設定も充実しています。
(2)Googleアナリティクスの登録とプロパティ作成
- https://analytics.google.com/ にアクセス
- 「測定を開始」をクリック
- Googleアカウント「matsuo.taga2@gmail.com」でログイン
設定内容
- アカウント名:Sicom Analytics
- プロパティ名:sicom-blog.com
- タイムゾーン:日本
- 通貨:日本円
ここまでは迷わず進行。
(3)「ウェブを選択」が見当たらない問題
ブログ記事の説明にあった「ウェブを選択」ボタンが見つからず、手が止まりました。
数分探しましたが、表示されていません。
「画面構成が変わったのかな?」
「自分だけ違う設定画面?」
いったん冷静に、ホームに戻る操作をしました。
すると、作成したプロパティは残っているように見えましたが、
ストリームが表示されず一瞬不安に。
(4)歯車アイコン(⚙️管理)で復旧に成功
ここで最大の発見。
画面左下の歯車アイコン(管理)をクリックすると、
「アカウント」「プロパティ」「データストリーム」の3つの管理列が出てきました。
そこから:
- プロパティ →「sicom-blog.com」
- データストリーム →「ウェブデータストリーム作成」
という順番で設定画面に戻れました。
💡 これが「どこにいても設定画面に戻る方法」です。
“歯車=管理画面の玄関口” と覚えておけば、もう迷わない。
(5)ウェブデータストリームを作成
設定画面で以下を入力:
- ウェブサイトURL:
https://sicom-blog.com
- ストリーム名:
Sicom Blog
- ストリームを作成 → 測定ID発行(例:
G-MH5KT6QRD4
)
(6)ストリーム名が「sicom-blog.com」に自動変換
再度詳細画面を確認すると、
入力した「Sicom Blog」ではなく、ドメイン名「sicom-blog.com」に自動変更されていました。
これはGA4の仕様で、自動的にURLをストリーム名に反映します。
動作上の問題はありません。
(7)「データ収集が有効になっていません」警告表示
上部に黄色いメッセージ:
⚠️「データ収集がウェブサイトで有効になっていません」
最初は「設定ミス?」と思いましたが、
タグをまだWordPressに挿入していないための初期状態です。
この後Site Kitで自動設定されるので放置OKです。
(8)測定IDをメモしておく
GA4の測定ID(例:G-MH5KT6QRD4
)をメモ。
今後Site Kitで認識されなかった場合に備え、念のため保管。
(9)WordPressへ移動、Site Kitを確認
WordPress管理画面 → 「Site Kit」 → 「設定」へ。
英語UIで表示:
Connected Services Connect More Services Admin Settings
下部に:
- Search Console → Connected
- PageSpeed Insights → Connected
- Analytics → Connected
「すでに接続済み」の表示に少し驚きました。
(10)なぜ自動接続されていたのか
過去にGoogleログイン状態でSite Kitを起動したため、
アナリティクス情報を自動検出していたようです。
Google公式プラグインの正常な動作なので問題なし。
💬 「勝手に設定されたように見える」=実際は前回の認証を引き継いだ状態。
(11)Analyticsの詳細を確認
表示内容:
- Account:Sicom Analytics
- Property:sicom-blog.com
- Measurement ID:G-MH5KT6QRD4
- Enhanced Measurement:Enabled
- Excluded from Analytics:All logged-in users
✅ 設定完了。
「Snippet is inserted」とある通り、Site Kitがタグを自動で埋め込み済み。
(12)Cocoon設定の「ヘッド用コード」を確認
次に、Cocoon設定 →「アクセス解析・認証」タブを開きました。
「ヘッド用コード」欄を確認。
ここは空欄でOKなのですが、AdSenseの審査用コードを貼り付けるために使用しました。
💬 補足整理
コード種類 | 貼り付け要否 | 貼る場所 | 備考 |
---|---|---|---|
アナリティクス(GA4) | ❌ 不要 | Site Kitが自動挿入 | 二重計測に注意 |
AdSense審査コード | ✅ 必要 | Cocoon設定→ヘッド用コード欄 | 正式審査のため必須 |
「アナリティクスのタグは貼らない。AdSenseのタグだけ貼る」
というのが今回の正しい構成です。
保存後、Cocoonが自動的にhead内にAdSenseタグを出力します。
(13)ブラウザのシークレットモードでタグ確認
設定が本当に反映されているかを確認。
💻 PCの場合
- Chrome右上「︙」→「新しいシークレットウィンドウ」
https://sicom-blog.com
にアクセス- 右クリック → 「ページのソースを表示」
- Ctrl+Fで
G-
またはca-pub-
を検索
結果:
GA4タグ(G-MH5KT6QRD4)とAdSenseコード(ca-pub-〜)を確認。
📱 スマホの場合(Android Chrome)
- Chromeメニュー →「新しいシークレットタブ」
- 自サイトにアクセス
- メニュー →「共有」→「ページソースを表示」で確認(※拡張アプリ使用可)
💡 PCで確認するのが最も確実ですが、スマホでも代替可。
(14)翌日、リアルタイムで自分のアクセスを確認
Googleアナリティクス →「レポート」→「リアルタイム」を開くと、
「アクティブユーザー:1」と表示。
自分のアクセスが検出されました。
これでデータ収集が有効化されたことを確認。
(15)AdSense審査の進行と「同意メッセージ」画面
アナリティクス設定完了後、AdSenseにサイトを追加。
「サイトの確認完了」→「審査中」へ進行。
その下に「サイトの同意メッセージを作成する」という案内が出現。
これはEU法対応のCookie同意バナー(Consent Mode v2)設定です。
現時点では「後で通知」を選択し、審査を優先しました。
💬 審査通過後に「同意メッセージ設定」を行うのがベスト。
(16)スマホで再確認したときの印象
途中でスマホ(Chrome)に切り替えて作業。
英語UIの「Connected Services」「Admin Settings」がすっきり表示され、
かえって構造が理解しやすく感じました。
スマホではスクロールが早く、
項目がコンパクトにまとまっていたため操作がスムーズでした。
(17)Site Kitの「Section locked while editing」現象
Site Kitの設定画面で「Section locked while editing」と表示。
これは内部的にGoogleデータを再同期している状態でした。
数分待つと解除され、設定が反映されました。
💡 この時点で画面を閉じても設定は保存されています。
(18)翌日以降の確認とデータ反映
翌日、アナリティクスの「ホーム」画面で確認すると、
ページビューやセッションが少しずつ反映され始めていました。
(最初の数日はほぼ自分のアクセスだけ)
(19)Cocoon+Site Kit連携で学んだこと
- Site Kitが自動でタグを挿入するため、Cocoon側では重複しないよう注意
- AdSenseタグはCocoon設定に1回だけ貼る
- Site Kitの「除外設定(All logged-in users)」により、自分のアクセスは計測されない
✅ つまり、ログイン状態で見てもアクセス数が増えないのは正常。
(20)今回の設定での3つの発見
学び | 内容 |
---|---|
① 歯車アイコンは命綱 | 管理画面のすべての入口になる |
② 警告メッセージは焦らない | 「データ収集無効」は初期状態で自然に消える |
③ スマホ操作は意外と有効 | 英語UIの方が整理されて見える |
(21)今後の作業予定
- AdSense審査結果の確認
- 審査通過後に「自動広告」と「Consent Mode v2」を設定
- Analyticsのイベント計測を調整(クリック・スクロールなど)
(22)まとめ:設定は焦らず、仕組みを理解しながら進める
「途中で迷っても設定は消えない」
「歯車アイコンからいつでも戻れる」
この2つを理解しただけで、設定に対する不安が大きく減りました。
Googleのツールは少し複雑ですが、一度仕組みを理解すれば安心して使えます。
(23)今回の設定全体を振り返って
- 途中で何度か焦った(特に「データ収集が無効」表示)
- 歯車アイコン発見が大きな転機
- Site Kitが自動的にコードを挿入してくれて助かった
- AdSenseコードは手動で貼り、審査を待つ流れを理解
- シークレットモードで実際にタグを確認できたことで自信がついた
(24)📘 この記録の役割
この記録は自分の操作ログであり、
「再設定するときに何をすればよいか」を思い出すためのリファレンスです。
この記録は自分の操作ログであり、
「再設定するときに何をすればよいか」を思い出すためのリファレンスです。
迷った部分も含めて残しておくことで、
“未来の自分”が同じところで止まらないためのメモ帳です。