作成:2025年10月10日
はじめに:この記事の目的
この記事では、私(ミータ)が Google AdSenseの審査申請を行い、審査待ち状態になるまで の一連の流れを、
WordPress(Cocoonテーマ)+Site Kit環境での実体験 をもとに時系列で記録しています。
設定手順だけでなく、実際に表示された画面、審査時の注意点、申請後の状態変化までを詳細にまとめました。
これからAdSense審査を受ける方の参考になるよう、操作ログ+対処法 の両方を掲載しています。
Google AdSenseの審査は、ブログ収益化の最初の大きなハードルです。
この記事では、WordPress+Cocoonテーマを使ったAdSense申請の全手順を、実際の操作画面と体験記録 に基づいて詳しく解説します。
アカウントが1つの場合・2つに分けて運用している場合の違いも整理し、エラーを防ぎながら最短で「審査待ち」に進む方法をまとめました。
🎯 この記事でわかること
- AdSense審査申請までに準備すべき項目
- 審査申請フォームの正しい入力方法
- 「サイトの確認」完了までの流れ
- 審査待ち中に確認すべき設定
- アカウントを複数使う場合の注意点
- 申請後に表示される「同意メッセージ作成」通知の扱い
(1)AdSense審査を申し込む前の準備
まず、申請前に次の3点をチェックしました。
これを満たしていれば、申請時のエラーや警告がほぼ出ません。
準備項目 | 状態 | 補足 |
---|---|---|
サイトURLがhttps対応 | ✅ | SSL化済み(Cocoonテーマ標準対応) |
サーチコンソール連携 | ✅ | Site Kit経由で登録済み |
Googleアカウント | ✅ | AdSenseとWordPressで別管理 |
💡 Googleアカウントの使い分けについて(重要)
ここは多くの人が混乱するポイントです。
私自身も AdSenseは旧Blogger時代のアカウント(taga7272@gmail.com)、
WordPress運営やSite Kit連携には 新しいアカウント(matsuo.taga2@gmail.com) を使っています。
このように2つのアカウントを使い分ける場合は、次のように設定すると安全です。
✅ ケース①:アカウントを2つ使っている場合(私の構成)
用途 | アカウント例 | 操作時のポイント |
---|---|---|
AdSense管理(収益用) | taga7272@gmail.com | AdSenseの審査・収益確認時はこちらを使用 |
WordPress/Site Kit連携 | matsuo.taga2@gmail.com | Analytics・Search Console用。AdSenseはSite Kitに追加しない |
💬 この運用なら「別アカウント警告」を完全に回避できます。
AdSenseタグ(コード)だけをWordPressに貼り付ける形で連携し、
データ共有は行わない設計にしておくのがポイントです。
- Site KitでAdSenseを接続しようとすると「別アカウントを使用しています」と警告が出る
- その場合は AdSense連携をスキップ して、Analyticsだけ連携すればOK
- 広告の表示や収益データはAdSense側で正しく集計されます
⚙️ 後にSite KitでAdSenseを追加したい場合は、両方のアカウントを同一にする必要があります。
ただし、複数アカウント運用のままでも広告は正常に表示されます。
✅ ケース②:アカウントが1つしかない場合(初心者向け構成)
用途 | アカウント例 | 操作時のポイント |
---|---|---|
すべて(AdSense+Analytics+Site Kit) | example@gmail.com | 同じGoogleアカウントで全サービスを統一 |
この構成では、AdSense・Analytics・Search Consoleがすべて同一ログインで管理されるため、
設定が簡単で、Site Kit上でも一括接続できます。
💬 注意点:
Blogger時代に作ったAdSenseアカウントをそのまま使う場合、
同じメールで新しいAnalyticsを作成すると「旧設定が残る」ことがあります。
この場合は、一度Site Kitを再認証すれば解消します。
🚫 NG:アカウントを混在させるとこうなる
- AdSenseをAアカウント、Site KitをBアカウントで同時接続
- もしくは途中でアカウントを切り替える
こうした状態になると、Site Kitで次のような警告が表示されます。
「別のGoogleアカウントのサービスが検出されました。接続を解除してください。」
対処法:
- Site Kitの「AdSense」連携をスキップし、Analyticsのみ接続
- AdSense側のタグを手動で貼り付けて審査を継続
- 後日、必要に応じて同一アカウントで統合
✅ 結論として:
- アカウントが2つある場合 → 分けて運用してOK(最も安全)
- アカウントが1つしかない場合 → そのまま統合でOK
- 混在してしまった場合 → Site KitのAdSense連携を外せば解決
💬 私自身は、Blogger時代のAdSenseアカウントを引き継ぎつつ、
WordPressでは別のGoogleアカウントで運営中。
この方法でも問題なく審査・収益化ができました。
(2)Google AdSense公式ページへアクセス
- https://www.google.com/adsense/ にアクセス
- 「ご利用開始」ボタンをクリック
- AdSense用アカウント(taga7272@gmail.com)でログイン
この段階で自動的に「お客様のサイトのURL」と「メールアドレス」が入力欄に表示されます。
(3)サイト情報の入力
入力項目 | 入力内容 | 備考 |
---|---|---|
サイトのURL | https://sicom-blog.com | SSL対応URLを正確に入力 |
メールアドレス | 自動反映 | 変更不要 |
AdSenseからの提案メール | 「受け取る」にチェック | 任意 |
入力後、「保存して次へ」をクリック。
💬 ここで間違えて「http://」で登録すると、後で審査が進まない場合があるので注意。
(4)国または地域を選択
「日本」を選択し、利用規約に同意。
この時点でアカウントが仮作成されます。
次の画面で「お支払い先住所」の登録に進みます。
(5)支払い情報の入力
AdSense収益を受け取るために、氏名・住所を登録します。
項目 | 入力内容例 |
---|---|
名前 | ミータ |
住所 | 日本国内の住所を正確に入力(郵便番号含む) |
電話番号 | 携帯電話番号(SMS認証可能なもの) |
入力後、「送信」ボタンを押すとアカウント登録完了。
次に「サイトをAdSenseにリンクする」ステップへ進みます。
(6)サイトの確認コードを取得
登録が完了すると、次のような画面が表示されます:
「広告を掲載するには、次のコードをサイトの
<head>
タグ内に貼り付けてください。」
このコードが「AdSense審査用スニペット」です。
(7)Cocoonでのコード貼り付け
WordPress管理画面 → 「Cocoon設定」 → 「アクセス解析・認証」タブ へ進みます。
「ヘッド用コード」欄に、上記のAdSenseコードを貼り付けて保存します。
✅ アナリティクスのコードはSite Kitが自動挿入しているため、この欄には貼らないでOK。
AdSense用スニペットだけを貼るのが正解です。
(8)AdSenseで「確認」ボタンをクリック
コードを貼り付けたら、AdSense画面に戻り「サイトの確認」ボタンをクリック。
数秒後、以下のメッセージが表示されます。
✅ サイトの確認が完了しました。現在、審査中です。
(9)審査待ち状態になる
「サイト」タブを開くと、ステータスが 「審査中」 となります。
同時に上部に次の通知が出ます。
「サイトの同意メッセージを作成してください」
「後で通知」または「今すぐ作成」から選択可能
この段階では、同意メッセージはまだ設定しません。
AdSenseの審査結果には関係がないため、まずは審査完了を待ちます。
(10)審査中に確認すべきポイント
チェック項目 | 状態 | 補足 |
---|---|---|
サイトの表示速度 | ✅ | PageSpeed Insightsで80点以上を確認 |
プライバシーポリシー | ✅ | 固定ページで公開済み |
広告に関する記載 | ✅ | 「当サイトはGoogle AdSenseを利用しています」記載済み |
コンテンツ数 | ✅ | 記事10本以上・オリジナル率100% |
💡 これらが整っていれば、通常1〜5日で審査結果が届きます。
休日を挟むと最大1週間かかる場合もあります。
(11)「同意メッセージ作成」通知の扱いについて
この通知は EU・EEA向けのCookie同意バナー設定 に関するものです。
現時点では「後で通知」を選択して問題ありません。
審査通過後に「Consent Mode(同意メッセージ)」を設定すればOKです。
✅ この対応は後の記事「AdSense審査通過後の設定まとめ」で詳しく解説します。
(12)審査中に行ってはいけないこと
禁止事項 | 理由 |
---|---|
サイトを非公開にする | 審査クローラーが確認できなくなる |
AdSenseコードを削除する | 審査対象外になる |
テーマを変更する | headタグ構造が変わりコードが消える |
広告関連プラグインを導入 | 重複タグで審査落ちの原因になる |
(13)審査期間中にできること
- 新規記事の投稿(内容の質を維持する)
- サイトデザインの微調整(外観変更はOK)
- サーチコンソールでクロール状況をチェック
- PageSpeed Insightsでパフォーマンス最適化
💬 「審査待ち中に手を止めない」ことが重要です。
審査担当AIが巡回するタイミングでサイトが整っていれば好印象になります。
(14)審査完了メールが届くまで
平均2〜5日で結果が届きます。
通知メールの件名は以下のどちらかです。
- ✅ 承認時:「おめでとうございます。AdSenseのご利用が承認されました」
- ❌ 否認時:「お客様のサイトは現在AdSenseに参加できません」
💡 否認された場合も、修正して再申請可能。
修正ポイントは「コンテンツの質」か「サイト構造」がほとんどです。
(15)今回の体験での気づき
- AdSenseは「コードを貼る→待つ」だけではない
- 審査前の準備(ポリシー・固定ページ整備)が成功の鍵
- 「同意メッセージ」通知は焦らなくていい
- Site KitとCocoonの組み合わせは安定していてトラブルが少ない
- アカウントを分けても問題なく収益化できる
✳️ 次の記事
👉 [AdSense審査通過後にやること完全ガイド|自動広告とConsent Mode対応]