作成:2025年10月5日
こんにちは !
この記事では、Google AdSenseの審査を意識しながら、初心者が確実に作れる、固定ページ4種類の作成方法をまとめました。
実際に私自身が設定を進める中でつまずいた部分・改善点もすべて盛り込みました。
サンプル文をつけたり、分かりやすい解説も記載したので、通常の記事よりも長い記事になってしまいましたが、
初心者の場合、サンプル文や解説のある方が分かりやすく便利だと思い、このようになりました。
この記事を読めば、あなたも 「プライバシーポリシー」「お問い合わせ」「運営者情報」「免責事項」 の4ページを完全に整備できるようになります。
1. 固定ページとは? 投稿ページとの違い
投稿ページとの違いを理解しよう
「投稿ページ」は日々更新していく記事(ブログ記事)ですが、
「固定ページ」はサイト全体に共通する、常に読者に見てもらうべき情報を掲載します。
たとえば:
- 運営者情報(このブログは誰が書いているの?)
- プライバシーポリシー(個人情報はどう扱うの?)
- お問い合わせ(連絡先は?)
- 免責事項(トラブルがあった時の責任は?)
どれも「信頼性」と「安心感」を担保するために必須です。
GoogleのAdSense審査でも、この固定ページが揃っていないと落とされることがあります。
2. 固定ページの基本構成とスラッグ設定
スラッグとは?
スラッグとは、ページURLの末尾に使われる英単語(半角英数)です。
SEOとURLの可読性のためにも、日本語ではなく英語で設定しましょう。
ページ名 | スラッグ | 目的 |
---|---|---|
プライバシーポリシー | privacy-policy | 個人情報保護の説明 |
お問い合わせ | contact | 連絡フォーム設置 |
運営者情報 | about | 運営者紹介 |
免責事項 | disclaimer | 法的トラブル防止 |
作成手順
- WordPress 管理画面 → 固定ページ → 「新規追加」
- ページタイトルを入力(例:「プライバシーポリシー」)
- パーマリンク欄で「スラッグ」を英語表記に変更
- 本文を作成 → 「公開」
ポイント:
- 固定ページはカテゴリー設定不要
- すべて「フッターメニュー」にリンクさせましょう
3. プライバシーポリシーの作成(サンプル文付き)
ページの目的
Google AdSenseでは、ユーザーの個人情報・Cookie利用について明示することが義務付けられています。
個人情報の扱いと広告配信ポリシーを明記することがポイントです。
作成手順
- 固定ページ → 「新規追加」
- タイトル:「プライバシーポリシー」
- スラッグ:「privacy-policy」
- 下記の内容を貼り付けて「公開」
サンプル文
プライバシーポリシー
当サイト(sicom-blog.com、以下「当サイト」)では、個人情報保護の重要性を認識し、以下の方針に基づいて運営を行っています。
個人情報の利用目的
当サイトでは、お問い合わせフォームなどで入力いただいた名前やメールアドレスなどの情報を、
お問い合わせへの回答・情報提供のためにのみ利用いたします。
広告の配信について
当サイトはGoogle AdSenseを利用しています。
第三者配信事業者はCookieを使用し、ユーザーの興味に応じた広告を配信します。
Cookieの無効化方法はこちらをご参照ください。
アクセス解析ツールについて
当サイトはGoogle Analyticsを使用しています。
このツールはデータ収集のためにCookieを使用しますが、匿名での収集のみ行われます。
免責事項
掲載する情報の正確性には細心の注意を払っていますが、誤情報・古い情報が含まれる場合もあります。
利用により生じた損害について、当サイトは一切の責任を負いません。
著作権
当サイト内の文章・画像の著作権は、運営者に帰属します。無断転載を禁止します。
4. お問い合わせページの作成と、メール到達率の改善
ページの目的
ユーザーが直接連絡を取れる窓口を作ることで、サイトの信頼性が向上します。
また、Googleも「運営者への連絡手段があるか」を重視します。
作成手順
- 固定ページ → 「新規追加」
- タイトル:「お問い合わせ」
- スラッグ:「contact」
- 本文に以下を入力:
当サイトへのご連絡・ご質問は、以下のフォームよりお送りください。
内容を確認のうえ、48時間以内に返信いたします。
- プラグイン「Contact Form 7」を有効化
- 管理画面 → お問い合わせ → 「コンタクトフォーム1」を開く
- 表示されたショートコードをコピーし、本文に貼り付ける
例:
エラー: コンタクトフォームが見つかりません。
送信テストとエラー対策(SMTP設定)
なぜ届かないのか?
WordPress標準のメール関数(PHP mail)はサーバーによって弾かれることがあります。
そこで「WP Mail SMTP」プラグインを導入します。
推奨設定(Xserver利用時)
項目 | 設定値 |
---|---|
メーラー | Other SMTP |
SMTPホスト | localhost |
ポート | 587 |
暗号化 | なし |
認証 | 有効 |
ユーザー名 | noreply@ドメイン名 |
パスワード | メールパスワード |
SPF/DKIM/DMARC設定(迷惑メール防止)
Xserver → DNSレコード設定で以下を追加:
ホスト名: _dmarc 種別: TXT 内容: v=DMARC1; p=none; rua=mailto:postmaster@ドメイン名
これでメールの到達率が大幅に向上します。
5. 運営者情報ページ(プロフィールページ)の作成
ページの目的
ブログの信頼性を高めるために、「誰がこのブログを書いているか」を明記します。
ペンネームでも問題ありませんが、「実在感」「経験」「目的」を入れるのがポイントです。
作成手順
- 固定ページ → 新規追加
- タイトル:「運営者情報」
- スラッグ:「about」
- 以下の内容を貼り付け
サンプル文
運営者情報
当サイト「sicom-blog.com」を運営している、◯◯◯◯(ミータ)です。
10年前にBloggerでアフィリエイトを始め、2025年にWordPressで再挑戦しました。
このブログでは、初心者でも再現できるブログ運営ノウハウや実践記録を共有しています。
運営者プロフィール
- 名前(ハンドルネーム):ミータ
- 居住地:関西地方
- 職業:IT系フリーランス
- 趣味:ブログ・YouTube・写真撮影
ブログを始めたきっかけ
10年前に始めたブログが途中で消えてしまい、「記事が資産になる大切さ」を痛感しました。
再挑戦を通じて、初心者でも安心して続けられるブログ運営を目指しています。
このブログで伝えたいこと
- WordPressで“自分で守れるサイト”を作る重要性
- モチベーション維持の工夫
- 試行錯誤を経験談として共有する意義
連絡先
お問い合わせは こちらのフォーム からお願いいたします。
6. 免責事項ページの作成
ページの目的
免責事項は「トラブル防止」「法的リスクの回避」を目的としています。
これもGoogle審査で信頼性を判断する項目です。
サンプル文
免責事項
当サイトに掲載している内容は、正確性・安全性を保証するものではありません。
情報に基づいて生じた損害・トラブルについては、一切の責任を負いかねます。
また、当サイトからリンクやバナーを経由して移動した他サイトで提供される情報についても、
当サイトは責任を負いません。必ず各サイトの利用規約をご確認ください。
7. フッターメニューの設定手順
操作手順
- WordPress → 外観 → メニュー
- 「新しいメニューを作成」→ 名称を「フッターメニュー」と入力
- 以下のページを追加:
- プライバシーポリシー
- お問い合わせ
- 運営者情報
- 免責事項
4.表示位置で「フッターメニュー」にチェック
5.保存
8. 最終チェックリスト(AdSense審査対応)
チェック項目 | 状況 |
---|---|
英語スラッグで設定済み | ✅ |
フッターに4ページのリンクあり | ✅ |
お問い合わせフォーム送信確認済み | ✅ |
メール認証(SPF/DKIM/DMARC)設定済み | ✅ |
プライバシーポリシーにCookie記載あり | ✅ |
運営者情報に連絡先・目的あり | ✅ |
9. まとめ|固定ページはブログの「信用の礎」
固定ページ4種(プライバシーポリシー・お問い合わせ・運営者情報・免責事項)は、
Googleが最初に見る「信頼の証」です。
これらを整備することで、あなたのWordPressサイトは
「安全・信頼・誠実さ」が伝わるブログへと変わります。
次回予告:
次の記事では、お問い合わせページの作成時、お問い合わせのメールを発信しても、管理者である私に届かない現象が発生しました。
半日かけて原因を見つけ、解決しました。
その時の内容を、トラブル体験談として、下記ブログ記事にまとめました。
【完全保存版】WordPressでお問い合わせメールが届かない時の原因と解決法|Xserver+WP Mail SMTP設定実録